為替介入研究所
Don't trust, verify.
信用するな、検証せよ。
通貨当局による為替介入の発動条件、執行条件、効果および持続性を、公的一次資料と原観測市場データのみに基づいて研究する。本研究所の結論を信用する必要はない。同じ証拠から、同じ結論を追試できる。
本研究所を律する会則そのものが検証対象である。正本はMarkdownファイルであり、上のハッシュで改ざんの有無を誰でも確認できる。
基本理念
これらは一文に集約される — Don't trust, verify. この原則は、本研究所自身の研究成果に対しても適用される。
証拠階層
本研究所のすべての情報は、少なくとも次の4状態に区分して表示される。ESTIMATEをFACTとして表示することは会則により禁止されている(第11条)。
一次資料または原観測データにより確認済み。
確定資料公表前の推計値その他、計算によって推定したもの。
観測事実を説明するために提出された仮説。反証条件を伴う。
確認に必要な証拠が存在しない、取得できない、または未公表。
最新研究
為替介入の反応関数は二層構造をとる
2022年以降の円買い介入6エピソード(n=6)について、介入効果を「効果の半減期」で測定した。半減期は1日から431日まで分布し、投入額との明確な関係は見出せない。「+αが来れば持続する」という単純な仮説はE5により棄却され、区別しているのは+αが効果の生存期間内に到達したか否かである。すべて記述的観察であり、統計的推論ではない。
依拠する一次資料
証券会社・投資銀行・アナリストのレポートは、研究上の最終証拠として使用しない(第9条)。
よくある質問
為替介入はいつ実施されるのか
価格水準では説明できない。157円台で実施した当局が158.5円で見送った観測がある。本研究所は「撃つか否か(発動)」と「いつ撃つか(執行)」を別の反応関数として扱う二層仮説を検証している HYPOTHESIS — WP-001
為替介入の効果はどれくらい続くのか
効果の半減期は1営業日から431営業日まで分布し、投入額では説明できない。5.53兆円が431営業日、11.73兆円が5営業日という観測がある FACT(n=6の記述的観察)— WP-001 §3.2
「介入確定」の速報は信じてよいか
財務省の公表前に確定と断定することは、本研究所では会則で禁止されている(第36条)。公的確認前は SUSPECTED 表示に留める — 会則
本研究所の究極的成功は、
本研究所が必要とされなくなることである。
We study intervention so that one day, intervention no longer needs to be studied.